そもそもこれって何?というところから始めると面白い発見なんかがありますよね!
山についても学んでみると面白いことが沢山あります!
読んでみてください。
そもそも山とは?
山とは、周囲より盛り上がった地形や場所のことを言います。
山は、人間の肌で例えると「ニキビ」と「シワ」です笑
1つ目が、火山活動によってできた山(ニキビで例えた山)
噴火によって、地下にたまった溶岩があふれ出し、その溶岩が積み重なってだんだんと高くなっていったものです。
日本でもっとも高い富士山は、これです。
2つ目が、大陸の動きによって、隆起してできた山(シワで例えた山)
大陸はとてもゆっくりですが、動いています。
大陸が長い間動いていることにより、大陸同士がぶつかり、その強い力によって大陸にシワがより、隆起した(盛り上がった)部分が山脈となります。
日本で高い山の2位から13位までは山脈にある山ですし、世界一の山であるエベレストもヒマラヤ山脈にある山です。
山の種類について
「富士山」などの「○○山」とは?
富士山、御嶽山、筑波山などが有名でしょう。
これらは、独立峰(どくりつほう)と呼ばれ、ただ1つのみで形成される山です。
なぜこのような山ができるのか?
それは、長年にわたる火山活動により、溶岩が固まるからです。
この過程が繰り返され、火山はどんどん高くなっていき、今の形となりました。
いわゆる火山と呼ばれる山は、だいたいが独立峰と言っても良いでしょう。
「北岳」などの「○○岳」とは?
日本で2番目に高い山は北岳(3193m)、3番目は奥穂高岳(3190m)で共に長野県にある山です。
実は、日本で高い山の2位から13位までは○○岳と呼ばれる山です!
これらの山は、山同士が隣り合ってゴツゴツした形をとっています。
なぜこのような山ができるのか?
大陸同士がぶつかり、その強い力によって大陸が隆起します。
「岳」というのは、その隆起している地形が連なっているところの1部分を言います。
大陸のぶつかり合いは非常に強い力が働くので、大陸は大きく隆起します。
ですので、岳と呼ばれる山の多くは標高が高い傾向になります。
世界一の高さを誇るエベレストなどのヒマラヤ山脈はその代表例ですね。
山地・山脈ってなに?
山地とは、山が集まった地形のことを言います。
山脈とは、山が列となって、連なっている山地のことです。
日本は山地が多く、地形の4分の3(75%)を占めます。
広い意味で、山脈は山地に含まれますが、明確な基準があるわけではなく、定義が一致しない場合もあります。
代表的な山地は、紀伊山地、中国山地、九州山地などです。
代表的な山脈は、日高山脈、奥羽山脈、飛騨山脈などです。
山の高さ・世界ランキング
海外の山の大きさは、富士山なんて比べ物にならないくらい規格外のサイズです。
そりゃ日本の島に比べて、向こうは大陸ですからね。隆起する力もその部の大きく、山も高くなるわけです。
1位:エベレスト 8848m(ヒマラヤ山脈・ネパール) 2位:ゴドウィンオースチン 8611m(カラコルム山脈・パキスタン,インド,中国) 3位:カンチェンジュンガ 8586m(ヒマラヤ山脈・ネパール,インド) 4位:ローツェ 8516m(ヒマラヤ山脈・ネパール,中国) 5位:マカルウ 8463m(ヒマラヤ・ネパール,中国)
ご覧の通り上位5位中、4つがヒマラヤ山脈です。
カラコルム山脈もヒマラヤ山脈に近い部分にあります。
インド亜大陸(インドの部分)はかつてユーラシア大陸から離れており、4500万年前に大陸が衝突し、大きな力が加わり、ヒマラヤ山脈やカラコルム山脈などの8000m級の山脈を形成しました。
インド亜大陸の衝突の影響の凄まじさがわかりますね・・・。
まぁ、そんな感じで世界の山ランキングをザッと(100位くらいまで)見てみましたが・・・

ほぼ、ヒマラヤ・カラコルムやん…
ということで、改めてインド亜大陸の衝突がハンパないってことがわかったので、大陸の衝突によってできる山脈ではなく、ただ1つのみで形成される山(独立峰)についてご紹介します。
世界の独立峰について
世界一の独立峰:キリマンジャロ
世界で最も高い独立峰は、アフリカ大陸のタンザニアにあるキリマンジャロ(5895m)です。
ただ、独立峰は明確な定義はなく、山地に属していないただ1つだけ高くなっている所を独立峰とする考えや、
山地に属していても、他の山と離れていて高くなっている所を独立峰とする考えもあるそうです。
キリマンジャロは、前者の山地に属していないただ1つだけ高くなっている独立峰として、世界一です。
しかし、後者の山地に属していても、他の山と離れていて高くなっている独立峰には、キリマンジャロより高い山があります。
富士山にもよく似たチンボラソ
南アメリカ大陸にあるアンデス山脈の火山であるチンボラソ(6310m)です。
見た目は、富士山にも似ている左右対象のきれいな独立峰ですが、アンデス山脈の一部であり、独立峰としてはみなされません。
独立峰とみなされれば、世界一のカイラス山
写真は、ユーラシア大陸にあるヒマラヤ山脈の中にあるカイラス山(6656m)です。
カイラス山は、ヒマラヤ山脈にある山で世界トップ5(8000m級)の山の近くにあります。
カイラス山は、宗教上の理由で立ち入りが禁止され、未だ人類が登頂したことのない山とされています。
ヒマラヤ山脈上にあるため、独立峰として認められるのは諸説ありますが、仮に認められた場合、世界一高い独立峰となります。
山の高さ・日本ランキング
1位:富士山 3776m(独立峰・静岡県、山梨県) 2位:北岳 3193m(赤石山脈・山梨県) 3位:奥穂高岳 3190m(飛騨山脈・長野県、岐阜県) 3位:間ノ岳 3190m(赤石山脈・静岡県、山梨県) 5位:槍ヶ岳 3180m(飛騨山脈・長野県、岐阜県)
日本の山のトップ5も、世界トップ5と同様に場所が集中しているのが分かります。
このエリアには、日本アルプスという飛騨山脈(北アルプス)、木曽山脈(中央アルプス)、赤石山脈(南アルプス)があり、3000m級の山が連なっています。
そんな中でも、山脈に属さない独立峰である富士山がダントツで高いのが魅力的ですね…。
日本の独立峰について
日本の山の高さの上位がほとんど日本アルプスなので、独立峰(富士山以外で)に絞って見てみます。
富士山の次に高い独立峰である御嶽山
御嶽山は3067mあり、独立法の中では富士山の次に高い山になります。
長野県・岐阜県をまたがる位置にあり、やはり日本の高い山はここに集中していますね。
活火山でも有名な桜島
鹿児島県にある桜島は、今でも活発に噴火している火山です。
名の通り、島の上に山がドンっと上に乗っかっている形であり、現在も活発に活動している火山で、鹿児島のシンボルとして有名です。
桜島は、もともと陸続きではなく、1914年の大噴火により、溢れ出た溶岩が海上まで伸び、大隅半島と陸続きになりました。
ということで以上、ざっくり山についての解説でしたー!
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